シンプルな違い
昔は仕事のことを「為事」と書いて「しごと」と読んだそうです。ところが、江戸の時代になって「仕える」の「仕」の字を使うようになったと言います。
終身雇用が当たり前の完全に雇われている時代までは「仕える」を意味する「仕事」と言う字の方がピッタリと言う感じがします。しかし、最近は「為事」の方がしっくりくるのは私だけでしょうか。
つまりこれからは「仕事」を誰かに仕えることではなく「何かを為すためにすること」とらえるのです。「何かを為す(自発的に)ことによってその対価を得る」という発想に切り替える必要があるように思います。
リーダーとしての基本、原理原則は「利益を生み出す事」でビジネスでは利益を出さなければ評価されません。会社の改善は、全ての現場の状況、情報に精通していなければ成果は出ません。どんどん改善案を出してください。
世の中には「成功できる人」と「成功できない人」がいる。では、その違いは何か?才能の有無か?運の問題か?違う。
成功できる人間は「やるべき事を理解しやり続ける」普通の人間は「やるべきことは分かっているのに言い訳してやらない」「成功」とは計画など目指す目標を達成することですが、「成功」の為に幸せを犠牲にしてはならない。
生産性を上げるために効率を重視するとかは非常に重要な事なのですが、まずやらなければならないのが「無駄な仕事を生み出しているミスは何か?」「仕事を増やしているミスは何か?」を特定して、それらを無くすことです。それらを無くすことが出来れば本来集中して取り組むべき仕事に取り組むことが出来ますし、働く時間も減るので家族との時間も増やすことが出来ますよね。
このシンプルな違いが数年後には途方もない格差を生むのでした。
次回につづく。